電影少女

 

★ストーリー

「弄内洋太」(もてうちようた)は、「モテナイヨーダ」とあだなされる高校生。心密かに、入学当初から「早川もえみ」という少女に思いを寄せていたが、
彼女が親友の「新舞貴志」のことを好きだと知って重い心での帰宅途中、「GOKURAKU」というレンタルビデオショップが突如目の前に現れる。

「自分が傷付いてるのに、他人を思って涙する様な純粋な人」だけに見えるという其の店のビデオを再生すると、テレビの中から女の子が出て来た。
こうして、壊れたビデオデッキで再生したからか、本来の性格と姿とは少々変わってしまった「天野あい」との奇妙な共同生活が始まる。
もえみと洋太の恋を応援する為の存在であったあいだが、次第に人間らしい心を持つようになり、やがては洋太を愛するようになる。
そして、「愛」を否定する「GOKURAKU」の“あのお方”とあいの戦いがはじまる。

 

★良い所

・女の子達が、兎に角個性的で可愛い
・表紙や内容が、デザイン的に優れている
・恋愛の綺麗な所だけでなく、醜い所もきちんと書ききってる
・AI編のストーリー構成が極めて秀逸、つ〜かLEN編要らん(w
・きわどい描写が多い(w ん〜でも、エロいというよりかは綺麗('='

 

★悪い所

・兎に角、洋太が優柔不断。見てて殺意が湧くレベル(w
・きわどい描写が多い為、絵に目が持っていかれがち(w

 

★そして、評価

ストーリー ★★★★★ 文句無しに満点、兎に角ストーリー展開が秀逸である。特にラスト、涙無しでは読めませぬ。・。(つДT)。・。
★★★★★ 昨今の「萌え」とは離れた絵だが、とても綺麗な絵である(’’ また、単行本のデザイン等も素晴らしい(*-*b

………とりあえず、きわどい漫画である(w と言っても、いやらしさは然して無い('='
愛がテーマなだけあって、相手を思い遣る優しさ、純粋な心というものが伝わってくる。
ああ、それとひとつ………読むなら、AI編(13巻まで)がオススメ、LEN編は要らん。
洋太が成長していく過程を通して、愛の大切さ、愛する事の出来る強さが描かれている。
特にAI編ラスト、洋太の書いている絵本とあいの運命が重なり合っていく山場は圧巻。

………どうせガラクタレビューだし、言っちゃえ(ぉ ぶっちゃけ、ラ○ひなとか読むのならこっちを読め
ラ○ひなやい○ご100%などの、巷にに溢れてる恋愛物とは比較不能な次元(*-*b 疑う奴は、一度で良いからAI編だけでも読んでみるべし。

 

★最後に

俺は所謂、「奇跡オチ」ってのが大嫌いである(*-*凸 でも、まあ………此の作品だけは例外、許せたりする('='
………というか、もしも奇跡無しでヒロインを殺してたら、きっと俺の中で駄作認定されてたであろう(w
つ〜か、感情移入も出来ない萌えキャラや、恋愛物とは思えないくらい軽いストーリーなどが最近多すぎる(*-*凸
ラ○ひなやい○ご100%のような、あんな適当恋愛物が嫌いな奴にはマジでオススメ………でも、BOOKOFFでは泣かんようにな(w

 

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