クロノクルセイド

 

★はじめに

このレビューは、クロノクルセイドをまだ読んでいないことを前提に書かれている。
なのでなるべくネタバレは避けるようにするが、ネタバレになっていても責任は取れないので悪しからず('A`)

 

★きっかけ

そもそものきっかけは、アワーズを読んでいたことである。
元々はトライガンとヘルシングの為に買い読みあるいは立ち読みしてたのだが、トライガンが完結してしまい何を読もうかと迷っていた。
そこで目に入ったのが「ワールドエンブリオ」、クロノクルセイドの作者の次の作品である。読むと意外に面白かったので、単行本を購入。
で、「その作者の前の作品は何だろう?」………とネットで調べてみた結果、クロノクルセイドに行き着いたわけである。普通とは順番が逆である。

 

★ストーリー

第一次世界大戦終結後の1920年代、それはまだ現代よりも夜の闇が濃かった時代。
アメリカ合衆国は大戦による軍需景気に湧き、同国に生きる人間達はその繁栄を謳歌しながら、自らの持つ「心の闇」に囚われていた。
好景気と投資によるにわか成金、カジノや禁酒法やマフィア……。その光と闇の狭間に乗じて、ヒトの心の弱さを突き、暗躍する者達がいた。悪魔と呼ばれる人外達である。
 
「マグダラ修道会」は、「悪しき者の災禍より人々を救い守る」ことを目的とする、国家からの信頼も厚い悪魔退治(悪魔祓い・エクソシスト)を専門に行うプロテスタント系キリスト教教団である。
マグダラ修道会ニューヨーク支部に在籍する悪魔祓い専門のシスター、ロゼット・クリストファは相棒であるクロノと共に激動と繁栄と闇に満ちた米国を駆け巡る。それは、かつて悪魔アイオーンによって連れ去られた弟ヨシュア・クリストファを取り戻す為であった。

 

★良い所

元エロゲンガーだけあって絵が綺麗で丁寧
・絵が上手いだけではなく漫画としても上手い、コマ割りとか伏線とか
・良くも悪くもキャラやストーリーは王道だがその語り方が上手い、最終巻は滂沱の涙

 

★悪い所

・良くも悪くもキャラやストーリーは王道、そういうのを好まない人にはつまらないかも

 

★評価

良くも悪くもキャラやストーリーは王道で、でも絵が綺麗で丁寧で漫画としても上手い作品(上の評価を並べただけやん)
出来の良さは、各種レビューやAmazonのレビューを見ても分かると思う(極めて高い評価、ただ王道ということで酷評している人もいる)
とりあえず読んで泣け、途中の読み飛ばしは禁止である。最終巻まで積み重なったものがあってこその、最終巻の最後のコマの感動があるのだから。

 

★最後に

アニメなんか存在しないよ?という定番の冗句は置いといて、アニメはバッドエンドなので見るのはあまりオススメしない。
見るなら、アニメ→漫画が良いと個人的には思う。アニメがバッドエンドなら、漫画は(ハッピーエンドではないが)トゥルーエンドだからだ。

 

戻る